Gentaro Guitar School

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小島浩宜ギター教室の思い出(後編)

写真:小島浩宜先生のリサイタルより

前編に続き、小島浩宜ギター教室について書いてみます。
小島浩宜ギター教室では、夜レッスンが終わると、先生を交え生徒たちで近所に飲みに行くか、レッスン部屋で酒宴が始まります。冬の鍋料理は定番でした(笑)
年始には、1階の河野ギターの社長宅からお声掛けいただき、ご家族といっしょにお酒と美味しい料理をいただいたことも・・・。とても貴重な経験でした。

夏は、西伊豆で合宿。
先生と生徒仲間で車で相乗りして、合宿所のホテルへ。大渋滞に巻き込まれ、高速を下り、田んぼの中を走って、5、6時間かかってホテルに着いたことも・・・。

合宿には、のちにパリの国際ギター制作コンクールで優勝される桜井正毅氏や、フラメンコギタリスト&ダンサーのエンリケ坂井御夫妻もお越しになられ、話題には事欠かないイベントでした。

秋は、山で合宿があり、故・久坂晴夫先生の貴重なレッスンを受けることができました。
久坂先生は、小島先生、渡辺範彦氏、田部井辰雄氏、菊池真知子氏をはじめ、多くの著名ギタリストを育てた方で、雑誌『現代ギター』に初心者向けのレッスンの連載もされていました。

音楽家?と思いきや、公認会計士の仕事もお持ちで、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」のように非常に多才な方でした。レッスンでも、その大変優れた指導で、私も何度も気づきを与えていただいたことをよく覚えています。

以前、久坂先生のご自宅に初めて電話した際、緊張のあまり、「晴夫さんいらっしゃいますか」と言ってしまい、それ以来、私は「晴夫さん」というあだ名で呼ばれるようになってしまいました(汗)
久坂先生は、「オレのことを晴夫って名前で呼んだのは、君が初めてだ」と笑っていらっしゃいました。

いろいろと「事件」はありましたが、いま思うと、自由奔放で本当に楽しい時代でしたね。

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