ご自宅ではイスに座って、ギターを練習されるかと思います。
冬には、コタツに入って練習される方もいらしゃるかもしれませんね。
どちらにせよ、テーブルか譜面台に、楽譜を置く方がほとんどかと思います。
そこで、譜面台を選ぶ際のポイントと、筆者が愛用している譜面台を、いくつかご紹介したいと思います。
●選ぶポイント
<重量>
ご自宅だけで使われるのか、持ち歩くことがあるのか・・・。
どちらにせよ、軽くて丈夫に越したことはありませんので、スチール製よりも、少し価格が高くなりますが、軽いアルミ製を選んだほうがよいでしょう。
<楽譜を載せる部分の奥行き>
これ、最重要ポイントです!
楽譜を載せる部分(ここでは「トレイ」と呼ぶことにします)の奥行きが狭いと、
「ページをめくったときなど、楽譜がズレ落ちてしまう」
「何曲か練習したいとき、曲ごとに楽譜を載せかえなければならず、面倒」
と、非常にストレスがたまります。
「トレイ」の広い譜面台が、おススメです。
●「トレイ」の広い譜面台
ハミルトン社製「Hamilton KB381F」
筆者の知る限り、市販されている譜面台の中で、ダントツにトレイ部が広いと思います。
写真のとおり、4センチほどあります。標準サイズの2倍です。
この2センチの差が非常に大きいのです。
「つくまるカルチャー」のレッスンでは、すべてハミルトン社製のものを使っています。
島村楽器やAmazonで購入でき、価格は3,500円くらいと少し高めですが、超おススメです。
YAMAHAからも4センチのものが出ているようですが、ハミルトン社製のほうが2,000円くらい安いようです。
マンハセット社製「M47 クリア・デスク・シンフォニーモデル」
マンハセット社の譜面台は、オーケストラなどプロの演奏家に愛用されている、あこがれのブランドです。
先に紹介したハミルトン社製の譜面台はレッスン用ですが、こちらは自宅の練習室用です。
最初、黒いアルミ製の譜面台を検討していましたが、「重さ」と「圧迫感」が気になり、迷っていたときに見つけたのが、この「透明」な譜面台です。
透明な部分は、プラスチック素材で、何しろ軽い! 片手で簡単に移動できます。
透明度はガラスと同等ですが、ガラスに比べて250倍の強度があるとのことです。
しかも、マンハセット社の「永久保証」が付いています。譜面台で「永久保証」というのは、今まで聞いたことがありません。
その分、価格は税込で18,000円超で、かなり高価ですが、満足度は高いと思います。
譜面台を使っていて、意外に困るのが、筆記用具の置き場所です。
それまではトレイに転がしていましたが、すぐにどこかに消えてしまいます。
そこでおススメなのが、オプションで購入できる「小物入れ」です。
筆者は、爪を磨く紙ヤスリや、筆記用具を入れています。
これは便利です。価格は税込で3,000円ちょっと。
●テーブルで使える譜面台
会議室でレッスンをおこなうことが多く、狭い部屋だと譜面台を置くスペースもないため、テーブルを使うことになります。
テーブルに直接楽譜を置くと、見にくいですよね。
そんなとき、便利なのが、「卓上型」の譜面台です。
バークレー社製卓上譜面台「Barclay MS-201D」
いろいろな製品が発売されていますが、持ち歩きできるものは限られています。
バークレー社のものは、24センチに折りたため、340グラムという超軽量です。
塗装も粉体塗装のようにしっかりしていて、摩擦で塗装がはげてくる心配もなさそうです。
トレイ部は、さほど広くないのですが、テーブルを使う場合は、余った楽譜を横に置けるので、問題ないでしょう。
定価1,760円くらいですが、Amazonで税込1,100円ちょっとで購入できるようです。
※価格は変動しますので、ご購入の際は、随時店頭・ネットでご確認ください。