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左手のコツ Part.5[手の向き]和音編

前回、Part.4では、「左指はフレットに並行に」という基本にとらわれずに、
臨機応変に、左手(左指)の向きを変えることのメリットを書きました。
メリットは、「指を無理に広げなくてすむ」ということでした。

前回(音階編)に続き、今回は、和音を押さえる場合の例をご紹介してみます。
手の向きを変えるメリットは、2つあります。

●メリット1「狭いフレットエリアで、指同士がぶつからない」

下の写真で、2つの押さえ方の違いをを比べてください。

<基本通り、指をフレットと並行に押さえた場合>

小指と薬指がぶつかって、非常に押さえにくい

 

薬指と小指を結ぶラインが斜めになるため、
フレット間に納まりにくくなる

 

<指を斜めに押さえた場合>

小指と薬指がぶつからずに、押さえられる

 

薬指と小指を結ぶラインがフレットと
並行になるため、フレット間に納まる

 

ポイントは、指をフレットと並行に押さえるのではなく、
各指を結ぶライン(写真のペンの部分)がフレットと並行になるように押さえるということです。

下の動画は、D7のコードを押さえている動画です。
手の向きを変え、中指と薬指を結ぶラインがフレットと並行になるように押さえると、ラクに押さえられます。

●メリット2 和音の移動がスムーズになる

これは、左手のコツ Part.3[弦との距離]和音編の後半でご紹介した、C→G7→Cという、コードの連続のパターンがそうです。

CコードからG7コードを押さえる際、Cコードを押さえた指の形を変えずに、
弦から空中に浮かせ、手全体の向きを少し変えるだけで、
指を大きく動かして押さえ直さなくてすみます。

指のムダな動きをなくすことは、左手の脱力と安定につながります。

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和音の連続する箇所が苦手な方も、多いと思います。
手の向きを変えるだけで、ラクに弾けるようになる場合もありますので、
ぜひ試してみてください。

 

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