私はいまから50年以上前の中学生のときに、
ギターの独学に挑戦し、あえなく挫折しましたが、
高校時代に良い教材に出合い、独学である程度は弾けるようになりました。
現在は「YouTube」という便利なメディアがあるので、それを見ながら独学でギターをはじめてみようという方も多いと思います。
しかし、「YouTubeを見ても何をどう弾いたらよいのかがわからない」と言って習いにくる生徒さんが多いのが現実です。
そんな方におススメしたいのが『こどものギターレッスン』(全音楽譜出版社)です。
系統立ててまとめられていて、初心者にもっとも適した教材なので、私のレッスンでも使っています。
タイトルは『こどもの〜』となっていますが、こどもだけでなく、大人で初めてギターを手にする方にも、おすすめです。
この本は、全音楽譜出版社のサイトやAmazonなどのネット書店で購入できます。
●だれでも聞いたことのある曲が、やさしくアレンジされて、掲載されている
●ページを進むうちに、だんだん楽譜が読めるようになる
●「1弦、2弦の練習」→「2弦、3弦の練習」など、段階を踏んで学べる
●楽譜が大きく、見やすい。年配者にもおすすめ
●「単音」→「和音」→「アルペジオ」→「セーハ」→「スラー」など、順を追って、ひととおりのテクニックが身につく
●英語併記となっているので、海外からの生徒さんも理解しやすい
このような良い教本ですが、さらに動画があればよりわかりやすいのではと思い、
・「独学」でギターをはじめたい方
・「レッスンの復習」をしたい生徒さん
のために、今回から何回かに分けて「演奏動画」をアップしていきますので、ご覧いただければうれしいです。
人さし指(i)と中指(m)をつかって、交互に弾いてみましょう。
順番はどちらからでもOK。アポヤンド奏法とアルアイレ奏法の両方で弾いてみましょう(動画は、アポヤンドで弾いています)。
アポヤンド奏法とアルアイレ奏法の詳細については、こちらのブログを参考にしてください。
右手の基本1「アルアイレ」奏法
右手の基本2「アポヤンド」奏法
初心者のうちは、右手が安定せず、悪いクセがつきやすいので、
1弦から3弦を弾くときは、右手親指を、6弦の上にのせて弾いてみましょう。
4弦から6弦を弾くときは、親指をはなしてしまってOKです。
【全音符】
【2分音符】
【4分音符】
人さし指で弾いたときに、中指を大きく前に出すように弾いてみましょう。
人が歩くときの、足の動きに似ています。
【全音符】
【2分音符】
【4分音符 2弦】
【4分音符 1弦】
ギター独学入門(2)──教本『こどものギターレッスン』(11-16p)
ギター独学入門(3)──教本『こどものギターレッスン』(17-22p)
ギター独学入門(4)──教本『こどものギターレッスン』(23-29p)
ギター独学入門(5)──教本『こどものギターレッスン』(30-39p)