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右手の基本2「アポヤンド」奏法

右手の奏法には大きく2つあります。
アルアイレ」と「アポヤンド」です。
この2つを正しく習得することが、上達につながります。

今回は、「アポヤンド」です。
「アポヤンド」奏法を使うことにより、より音楽的な表現が可能になります。

アポヤンド(apoyando)奏法とは?

弦を弾いたあとに、指が「上の弦」にもたれかかって止まる奏法です。
たとえば、1弦を弾いたときに、2弦にもたれかかって止まります。
「apoyando」はapoyar(アポヤール、もたれかかる)という動詞からくる言葉で、
弦を弾いた指がとなりの弦にもたれかかって止まる奏法です。

 

どのようなときに使うのか?

アポヤンド奏法は、次のようなときに使います。
・「音楽の主役=メロディー」を弾くとき
・音階を弾くとき
・強い音、太い音、大きい音を出したいとき

 

練習方法

アルアイレ奏法と同じように、まず親指(p指)を6弦(黄色の囲み部分)の
上に軽くのせる。
人さし指(i指)を、1弦にのせ、弾く準備をする。

手首の下は小さいボールが入るくらいの空間

 

人さし指で、表面板と並行、もしくは少しだけ斜め下方向に1弦を弾く

アポヤンドする指は伸ばしたほうが弾きやすくなる

 

人さし指は、2弦にもたれかかって止まる

しっかりともたれかかって支えをつくる

 

●連続して弾いてみる

 

人さし指と中指(m指)で交互に弾くときに、人さし指で弾くと当時に中指を前に出して、早めに、次の指で弾く準備をすることが大切。
人が歩くとき、足を交互に前に出して歩きますが、その動きにとてもよく似ています。

 

アポヤンドの悪い例×から見る、3つのポイント

 

以下3つのポイントを実践してみてください。

■1弦を、人さし指→中指の順に弾くとき、人さし指は、中指で1弦を弾くまで、2弦から離さない(上の動画では、完全に離してしまっている)

 

右手首とギターの表面板との間に、小さいボールが入るくらいの空間をつくる(上の動画では手首が落ちて、表面板にくっつきそうな状態で弾いている)

表面板との間に空間をつくる

 

親指を6弦の上に軽く置いたまま弾く(上の動画では、親指が人さし指の内側(手のひらの中)に入ってしまっている)
親指を6弦の上に置かない場合でも、親指はつねに人さし指の外になければならない。

 

●名曲「禁じられた遊び」で聞き比べる、
アルアイレとアポヤンド

「禁じられた遊び(愛のロマンス)」の冒頭部分で、アルアイレとアポヤンドの「音色・音量の違い」を聴いてみましょう。
この曲のメロディー部(冒頭部は1弦)は、すべて薬指で弾きます。
伴奏部(2、3弦)は、中指、人さし指でアルアイレで弾きます。
次の2つの動画では、薬指の違いに注目してみてください。

メロディー(1弦)をアルアイレで弾く

 

メロディー(1弦)をアポヤンドで弾く

 

映画「禁じられた遊び」でギターを弾き、この曲を世界中に広めた
巨匠 ナルシソ・イエペス氏も1弦をアポヤンドしています。

1〜3弦すべてをアルアイレで弾いて、素晴らしい演奏をする方もいますので、どちらが正解とは言えないでしょう。
私個人は、メロディーをじゅうぶんに歌わせ、微妙なニュアンスの変化を表現したいので、アポヤンドで弾いています。

「メロディーをアポヤンド、伴奏をアルアイレで」という弾き方は、多くの曲で出てきます。最初は難しいのでアルアイレで練習し、慣れてきたらアポヤンドを取り入れてみるとよいでしょう。

 

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