Gentaro Guitar School

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成蹊大学ギターソサエティー(前編)

第15回定期演奏会

写真:第15回的演奏会(赤坂・都市センターホールにて、前列右端が筆者)

私は、大学の4年間、ギタークラブ「成蹊大学ギターソサエティー」に所属していました。ギター合奏が活動の中心です。合奏にはまったく興味がなかったのですが、徐々に、皆で演奏することの楽しさに引かれていきました。

入部当時は、部員70名超の大所帯で、質量ともに、大学のギター部の中でも突出していたかもしれません。ちょうどギターブームが去りつつあった時代のせいか、他大学は、10名から多くても20〜30名といったところがほとんどでした。

部員は、成蹊大学ギターソサエティーを「ギタソ」という略称、というか愛称で呼んでいました。

●硬派な部活動

「ギタソ」は、1964年(昭和39年)発足で半世紀以上の歴史があります。音楽団体でしたが、非常に硬派だった印象があります。

春合宿、夏合宿と呼んでいた、年2回、各1週間の合宿があり、毎日、朝から夜まで練習漬け。
唯一の楽しみは、中日(なかび)のハイキングと最終日の打ち上げだったでしょうか。

合宿を終えると、次はコンサートに向けて、夜8時、9時まで厳しい練習が続きます。
毎日夜遅くまで続く練習に、一時、部を二分するような激論になったこともありました。

ただ、厳しい練習の半面、コンサート終了時の達成感は感動的で、皆で1つの曲を演奏するという一体感は、ソロ演奏では得られない素晴らしい経験です。

●ハイレベルなオーディション

コンサートは、6月のサマーコンサート、12月の定期演奏会の2回。
合奏は1年生を除く全員が参加しますが、それ以外に、希望者によるソロ演奏や重奏などのプログラムがありました。

希望者といっても、だれでも出られるわけではありません。それに出るのにはオーディションを通らなければなりませんでした。
オーディションは、部員全員が投票します。翌日、技術役員会なるものが開かれ、獲得票数をもとに議論し、出場者を決めます。

私は大学卒業後に、ギターのコンクールで何度か入賞しましたが、今思うと、むしろギタソのオーディションのほうが、通過は難しいかったのではないかと・・・。
私がようやくオーディションに合格できたのは、大学3年秋の定期演奏会のときでした。

独奏のレベルも高かったのですが、それにも増して素晴らしかったのがギター合奏でした。
後編では、そのギター合奏について書いてみたいと思います。

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