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左手のコツ Part.6[位置を決める]

このブログでは、実際のレッスンで筆者が見てきた、多くの生徒さんがおちいりやすいミス、左手・右手の使い方について紹介し、その対策を紹介しています。

今回のテーマは、[位置を決める]。
「位置」とは、ギターに対する左手の位置のことです。
これを間違うと、すべてに狂いが生じてしまいますので、非常に重要です。

初心者がおちいりやすいミスを、「左手の罠」として、
写真で具体的に説明してみましょう。

●左手の罠「手首の角度」

<パターン1 左手首を前へ出し過ぎてしまう>
「となりの弦に触れないように、指を立てて押さえよう」と、
手首を前に突き出してしまうパターンです。

手首がフレット面(黄色のライン)まで出ている

指に手や腕の重さが乗らず、安定感に欠ける

 

<パターン2 手首が手前に曲がってしまう>
ひじを手前に引いて手首を曲げる形です。

左肩にムダな力が入り、肩こりの原因にも

手首が逆に反り、ひじと肩が窮屈に

 

<正しい手首の位置、角度>

指、手首、ひじのラインがゆるやかな曲線を描く

力が抜けつつ、しっかり押さえられる姿勢

 

●左手の罠「ネックに対する角度」

<フレットに対して右へ傾いて押さえてしまう>
写真の赤いラインが、大きく右に傾いていますが、
指は、フレットに並行に近いくらいが正解です。

一見、ムダな力が抜けていてよさそうに見えますが、
これでは上からしっかり弦を押さえることが難しくなります。
また、もっとも使う機会の多い「人さし指」で押さえる位置が遠くなり、ミスにつながります。

左ひじを左わき腹につけてしまう

●左手の罠「親指の位置」

<パターン1 ネックの上に親指が出てしまう>
ネックの細いエレキギターやアコースティクギターなら問題ありませんが、ネックの太いクラシックギターの場合、俊敏な左手の移動をさまたげ、とくに低音弦が押さえにくくなります。

クラシックギター ではNG

 

<パターン2 親指が横に流れてしまう>
この形だと、反対側にある指としっかりネックを挟んで押さえられなくなります。

力が逃げ、しっかり押さえられなくなる

<正しい親指の位置>
上下左右に常に移動できるように、ネックの中心あたりに待機させておきます。

親指の正しい位置が、正しい押さえ方の第一歩

 

<正しい親指の形>
V字をつくるイメージです。ネックを支え、フレットを押さえるのを助けます。

このブルーの部分、V字が重要

エアー押さえでイメージトレーニング

親指は縁の下の力持ち

 

●罠の克服法「左手の位置の目安を決める」

いろいろと書いてきましたが、非常に重要なポイントがあります。
「フレットの面に対して、左手の正しい位置決め」ができれば、
今まで書いてきた問題の多くが解決されます!

では、どうしたらよいのか?
筆者が実践している方法がありますので、参考にされてください。

まず、3弦1フレットから4フレットに、左指1〜4の指を置いてみます。
そのときに、演奏者から見て、左指の付け根を結ぶラインが、
フレットの面と同じ位置を基準としてみる
のです。

<フレットの面から、大きく上に出てしまう>
左指で上から弦を押さえられず、左手が安定しません。

指の付け根のラインがフレット面から離れる

手首が前に出て、不安定な押さえになる

 
<ブルーのラインをフレット面に合わせる>
手の平を広げ、指の付け根をネックの角に軽く当ててみます。
このとき、とくに「人さし指の付け根」をネックから離さない(空間を作らない)ことが大切です。

指の付け根のラインがフレット面に近い

合わせたら、そのまま押さえる

 

下の動画は、位置決めをする動画です。
ぜひ参考にされてください。

以上ですが、あくまで目安なので、次のように随時調整してみてください。
1弦を押さえるとき・・・指の付け根のラインは、フレット面から少し隠れた位置
6弦を押さえるとき・・・指の付け根のラインは、フレット面から少し上へ出た位置
つまり、押さえる弦の遠近によって、移動もOKということです。

 

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