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左手のコツ Part.1[安定する押さえ方]

●安定する押さえ方とは?

ギターを弾く場合、まず左手の「安定感」が重要です。
左手が安定すれば、右手(=音楽)に集中する余裕が生まれるからです。

左手の「安定感」とは、グラつかせないことです。
グラつかせないとは、左指でしっかり支えるということで、言い換えると「なるべく少ない力で効率よく弦を押さえる」ということです。
強く押さえるということではありませんので、ご注意ください。

●どういう押さえ方が安定するのか?

具体的にお話ししましょう。
たとえば、上の写真のようなシーンです。
ガケから落ちないように、両手でガケにしがみついている・・・。

このとき、全体重を支えるために、もっとも効率のよい手の形になると思います。
指を曲げ、指を立てて、壁の凹凸をつかむと思います。
手の平を広げたり、指を伸ばしたりしてつかまる人はいないでしょう。

下の写真をご覧いただきたいのですが、
ギターのボディの角がガケだと思ってください。
ガケにぶら下ると、指はこんな形になると思います。

弦をなるべく少ない力で押さえるには、弦に垂直方向に力を加えるのが最も効率的です。
第1関節(指先に一番近い関節)と第2関節を適度に曲げたこの押さえ方が、少ない力で弦を押さえる最適な方法なのです。

⭕️ 第1、第2関節を適度に曲げる

 

ガケにぶら下るときは、次の写真ような指の形にはならないでしょう。
初心者の方で多いのが、この写真のように、指(とくに第1関節)を伸ばして押さえるパターンです。場合によっては、指が反ってしまう(腰折れしてしまう)方もいらっしゃいます。

❌ 力が入らず効率が悪い押さえ方

こうなると、
・弦を押さえる際、指の重量を十分に生かせなくなるため、より強い力が必要になる
・コードを押さえるときなど、押さえている指でとなりの弦に触れてしまい、音が出ない
というデメリットが生じます。

ですから、なるべく第1、第2関節を曲げて、弦を上から垂直に押さえ、効率よく力を伝えることが大切です。
(ただし、この押さえ方はクラシックギターには有効ですが、クラシックギターよりネックが細くて弦高が低いエレキギターでは、ここまで指を立てて押さえる必要はないでしょう)

●良い押さえ方、悪い押さえ方

次の2つの写真は、Cコードを押さえているところです。

⭕️ 指を立てているため、指の重さだけで
弦を押さえることができる

❌ 一見ラクそうだが、となりの弦に触れ
やすくなる。初心者が陥りやすいパターン

 

次の写真は、第1弦を左手人さし指で押さえているところです。

⭕️ 安定感と力の2つを得られる押さえ方

❌ 指が伸びてしまい、力が伝わらない

 

やっかいなのが、小指の押さえ方です。
一番短く、力が弱く、日常生活で使う機会がほとんどない指です。押さえるフレットが遠いときは、指が伸びきってしまい、指先に力が入らないことが多いでしょう。なるべく指の第1関節を曲げて、意識的に指を立てて押さえるようにしたほうがよいでしょう。

 

⭕️ 第1関節を曲げ、指を立てて押さえる

❌ 力が入らず、安定しない

 

※上の写真は、小指が見えやすように、あえて他の指を曲げて撮影しています。

●第1関節の運動

「第1関節が曲がらない」という方も少なくないかもしれません。
おススメの準備運動があります。

まず、右手で「左指の第2関節が曲がらないように」、左指を握ります
そして、左指の第1関節だけを動かしてみます。
無理は禁物ですので、できる範囲でゆっくり動かしてみてください。

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次回は、Part.2[最短距離で押さえる]です。

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